研修要項
【CP23-5】令和5年度 うつ病と不安症に対する診断を越えた認知行動療法の統一プロトコルの実践練習研修【1日研修】
目的
本研修は、「感情症への診断を超えた治療のための統一プロトコル(Unified Protocol for transdiagnostic treatment for emotional disorders; UP)」の臨床実践についての講義及び演習を通して、DSM-5の診断基準におけるうつ病、不安症、強迫症等の感情症、及びそれらの併存症を有する患者にUPを実施することに対する自己効力感と実施可能性を高め、それぞれの臨床現場におけるUPの実践に役立てていただくことを目的としています。具体的には、臨床事例を想定した事前学習課題(ワークシートの記入やデモビデオの視聴など)とロールプレイの実施を中心として、UPで必要となる実践的なスキルを練習し、身につけることを目標としています。
参加要件
- 厚生労働省認知行動療法研修事業による「認知行動療法の基盤研修及びうつ病に係る認知行動療法 研修」、「認知行動療法の基礎研修及びうつ病に対する認知行動療法ワークショップ」、「認知行動療法の基盤研修及びうつ病に係るブレンド認知行動療法研修」のいずれかの研修を受講し、修了した精神医療業務に従事する医師、看護師、保健師、精神保健福祉士、公認心理師等。
- 研修終了者の氏名、所属機関名、職種、を厚生労働省へ報告することに同意できること。
*提出することの承諾の同意書を、申込者と所属機関長に書面で提出していただきます。 - 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターによる「うつ病と不安症に対する診断を越えた認知行動療法:統一プロトコル 入門研修」、「うつ病と不安症に対する診断を越えた認知行動療法:統一プロトコル 実践練習研修」、「デモンストレーションビデオで学ぶ うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル:エッセンシャル入門研修」のいずれかをこれまでに受講し修了しているか、それと同等の基本知識を有していることが望ましい。
- 事前学習課題に取り組んでいただけること。
*ワークシート5枚の記入と、デモビデオ(2時間半)を視聴いただく予定です。
研修会概要
日時 | 2023年12月15日(金)10:00~17:00 |
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定員 | 40名 |
開催形式 | オンライン |
会場 | Zoomミーティング |
受講料 | 無料 |
研修内容
下記内容に沿って、講義及び演習等を行います。なお、研修参加前の事前学習課題(上記参加要件4参照)も予定しています。
研修スケジュール
【1日】10:00~17:00(全講義 約6時間)
- 統一プロトコルの理論と概要(講義)
- モジュール1:動機づけ高揚(講義・演習)
- モジュール2:感情の心理教育とモニタリング(講義・演習)
- モジュール3:マインドフルネス(講義・演習)
- モジュール4:認知再評価(講義・演習)
- モジュール5:感情回避・感情駆動行動と代替行動(講義・演習)
- モジュール6:内部感覚曝露(講義・演習)
- モジュール7:感情曝露(講義・演習)
- モジュール8:再発予防(講義・演習)
講師(予定)
- 伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
- 中島 俊 (筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構)
- 加藤 典子(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
- 藤里 紘子(関西大学社会学部)
- 豊田 彩花(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
申込期間
2023年10月16日(月)13:00~2023年11月17日(金)23:59(定員になり次第、締め切りにさせて頂きます)
申込方法
参加要件を満たす方はプライバシーポリシー・利用規約に同意のうえ、下記のフォームよりお申込みください。
お申込みの際は必ずPCのメールアドレスを登録ください。申込後、各種案内はメールで送らせていただきます。
申込後の登録情報の変更は、基本的に受け付けられませんのでご注意ください。
※申込フォームは申込開始日時になったら公開いたします。
受講の流れ
- 申込フォームに必要事項を入力し、申込内容を確認の上、送信してください。
- 申込締切後、研修事務局から受講決定通知・同意書提出のご案内メールをお送りします。
- ご案内に記載の方法で、期限までに同意書を提出してください。
- 研修の1週間前頃までに、当日のご案内・研修資料等に関するお知らせをメールでお送りいたします。
- 当日はアンケートのほかグループワークを実施いたします。事前のご案内に記載された連絡・注意事項を確認し、必要な準備を整え、時間に余裕をもってご参加ください。
受講決定通知
受講の可否ならびに参加の詳細・同意書については、申込締切後にメールでご連絡いたします。
※受講決定後、やむを得ない事情で欠席される場合は必ず事務局までご連絡ください。
参加証・修了証
すべての研修行程にご参加いただいた方のみ参加証をお送りいたします。遅刻・早退のないようお願いいたします。
その他
- 所属機関がいくつかある方は、厚生労働省に提出する同意書の所属機関をご記載ください。
- お申込み時は申込情報に間違いがないか、ご確認ください。申込後の変更がないようにお願いいたします。
- 申込を締め切り次第、同意書の提出をお願いしております。
締切までに間に合わない場合、研修へのご参加が難しくなりますので、早めのご準備をお願いいたします。 - 情報通信機器、インターネット環境、必要なアプリケーション、セキュリティ対策等をご自身でご準備ください。
- マイクとカメラが内蔵された機器、またはマイクとカメラを接続した機器をご準備ください。
- 周囲の雑音等が遮断された集中して参加できる静かな環境を確保し(物理的に外部から隔離された環境・空間を推奨)、聴講のみでなく発言ができる環境を整えてご参加ください。
- 禁止事項(講義資料の無断転載・使用や講義内容の録画・録音及び無断転載・使用等)を遵守してください。
お問合せ
国立精神・神経医療研究センター
厚生労働省 認知行動療法研修事業 事務局
E-mail:cbt.kenshu.jimu@gmail.com
※お問合せの際には「【CP23-5】うつ病と不安症に対する診断を越えた認知行動療法の統一プロトコルの実践練習研修について」とメールの件名に明記してください。
メールの本文にはご所属、お名前を明記してください。