研修要項

[CP22-6-2]心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法:実践練習研修【1日研修】

目的

認知処理療法(Cognitive Processing Therapy; CPT)は、性暴力被害者、子どもの頃からの虐待、戦争体験などによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)を対象として多くの有効性が報告されています。本研修では、CPTのデモンストレーションビデオを見ていただいたり、エクササイズをしたりして、CPTを臨床現場で用いることができるようになるための実践的な練習に取り組みます。本研修は、すでに認知処理療法の研修を受講済みの参加者を対象として、臨床事例を想定したロールプレイなどの技法の練習を中心に行います。

参加要件

  • CPTを臨床現場で実践されているか、本格的に実践する具体的な予定がある専門家を想定しております。具体的には、認知行動療法についての基本となる研修と、認知処理療法の基本となる研修の双方を受講された方を対象としております。

    <認知行動療法についての基本となる研修>
    厚生労働省認知行動療法研修事業による「認知行動療法の基礎研修及びうつ病に係る認知行動療法研修(2日間)」または「認知行動療法の基盤研修及びうつ病に係るブレンド認知行動療法研修」を修了した方

    <認知処理療法の基本となる研修>
    認知処理療法の研修(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターもしくは一般社団法人認知行動療法研究開発センターが実施した1日以上のCPT研修か、令和3年度・令和4年度に実施したオンデマンド研修)を修了した方
    さらに、約2時間の事前学習(4種類のワークシート作成とビデオ視聴)を予定しております。
  • 研修終了者の氏名、所属機関名、職種、を厚生労働省へ報告することに同意できること 

*提出することの承諾の同意書を、申込者と所属機関長に書面で提出していただきます。

研修会概要

日時 2023年2月3日(金)
定員 会場25名 オンライン25名
開催形式 ハイブリッド
会場 現地会場:国立精神・神経医療研究センター
オンライン:Zoomミーティング
受講料

無料

  • ※申し込み締め切り時点で会場参加希望者が10名未満の場合、オンラインのみになります。申込締め切り後、ご連絡いたします
  • ※会場参加希望者が10名以上の場合でも、COVID-19の感染状況によってはオンラインのみに変更する可能性があります

研修内容

下記内容に沿って、講義及び演習等を行います。研修では基本知識に関する講義は極力行わず、少人数(最大50名)での実践演習を中心とした研修であるため、『トラウマへの認知処理療法:治療者のための包括手引き(創元社)』を予め通読し、認知処理療法の内容を理解しておくことを推奨します。

研修スケジュール

【1日】10:00-17:00(全講義 約6時間)
・認知処理療法を実施する際の症例概念化
・実践練習:PTSDの症状評価
・実践練習:心理教育
・実践練習:スタックポイント・ログ
・実践練習:ソクラテス式問答
・実践練習:ABC用紙
・実践練習:考え直し用紙
・臨床実践をする際の留意点

講師(予定)

講師
堀越 勝(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
中山 千秋(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
伊藤 正哉(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
菊池 安希子(武蔵野大学)
髙岸 百合子(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
佐藤 珠恵(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)

協力講師
牧野 みゆき(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
今村 扶美(国立精神・神経医療研究センター病院)
片柳 章子(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)
中島 聡美(武蔵野大学)
森田 展彰(筑波大学)

参加申込方法

プライバシーポリシー利用規約に同意のうえ、下記のフォームよりお申込みください。

※申込を締切ました

Web申込受付期間

令和4年12月6日(火)13:00から令和5年1月6日(金)13:00(定員になり次第、締め切りにさせて頂きます)

受講の流れ

  1. 申込フォームの必須事項を入力し、申込内容をご確認の上、送信してください。
  2. 厚労省CBT研修事務局から受講決定通知・同意書提出のご案内メールをお送りします。
  3. 同意書に記入し、下記同意書の送付先まで郵送ください。
  4. 研修の5日前~前日までに研修資料をメールにてお送りいたします。
  5. 研修のすべての講義、グループワークにご参加ください。

受講決定通知

お申込み後、参加要件を満たしていると判断された方には、厚労省CBT研修事務局()から受講決定と同意書提出のご案内メールを送信いたします。

参加証・修了証

本研修では、すべての講義、グループワークにご参加いただいた方のみ参加証をお出ししておりますので、聴講のみでなく発言ができるような環境を整えてご参加をお願い申し上げます。

その他

  • 結果通知(メール)は受講の可否に関わらず、お申込みいただいた皆様にお送りいたします。抽選結果理由については一切お答えいたしかねますので予めご了承ください。
  • 受講時の通信にかかる料金は受講者のご負担になります。
  • 研修の写真撮影、録画、録音、送信、複製、改変、転載またはそれに準ずる行為、研修動画を権利者の許諾なく上映することは法律で禁止されています。
  • 研修の受講URLを他者に漏洩することは固く禁止いたします。
  • 機器の使用方法、機器トラブル、配信トラブルについての対応はいたしかねますので、ご了承ください。
  • 申込受付期間後のお申込みはお問合せ先までご連絡ください。

お問合せ

国立精神・神経医療研究センター
厚生労働省 認知行動療法研修事業 事務局
E-mail:

※お問合せの際には「【CP22-6-2】心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法:実践練習研修について」とメールの件名に明記してださい。メールの本文にはご所属、お名前を明記してください。